北京市大興区は、中国郵政集団公司北京支社が設立した「シフゾウ臨時郵便局」がこのほど同区南海子で正式に開業したことを明らかにした。新華社が報じた。
北京2022年冬季五輪・パラリンピック大会マスコットの国際募集の際、北京印刷学院設計チームは、マスコット募集に応募して、シカの一種であるシフゾウのデザイン案を組織委員会に提出した。オリンピック精神をより発揚し、シフゾウ文化を普及する目的で、北京郵政集団公司北京支社は、シフゾウ臨時郵便局を開業した。開業セレモニーにおいて、同臨時郵便局は正式に「初日カバー(初日の消印が押された郵便切手が貼られた郵便物)」の取り扱い業務をスタート、同日持ち込まれた郵便物は、臨時郵便局の日付スタンプと記念スタンプが押され、全国各地に送られる。
シフゾウ生態実験センターの白加徳主任は、「シフゾウ文化は、中国伝統文化の中でも、長い歴史を誇っている。甲骨文字が使われていた時代、シフゾウの骨は、最も早い時期から甲骨文字を刻むための道具として使われていた。『鹿』の音は、『福禄寿喜(子孫繁栄・商売繁盛・健康長寿・歓喜喜悦)』の『禄』と同じであることから、シフゾウは幸福を願う心を託する象徴となった」と説明している。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年11月22日
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