中国航天科技集団第五研究院深宇宙探査・宇宙科学首席専門家の葉培健氏によると、中国の月探査プロジェクトの今後の任務は、月面科学観測基地の初期段階のモデルの構築となる。嫦娥5号の任務が無事成功すれば、その予備用である嫦娥6号は次の段階の任務に進むことになる。月の両極に向かいサンプルを回収し、2020年の月面基地建設の道を探る可能性があるという。環球網が伝えた。
1960、70年代、米国は月から370.3キロの土壌を持ち帰った。無人サンプル採取任務が数回行われたのを除けば、圧倒的多数はアポロ任務の宇宙飛行士によって持ち帰られたものだ。米国は1978年、中国に月の土壌を1グラム提供した。うち0.5グラムは展示用、0.5グラムは研究用となり、多くの成果が得られた。葉氏は、嫦娥5号は月の土壌を2キロ持ち帰る予定であり、中国人科学者が研究するため十分な量のサンプルを提供すると述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年12月11日
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