自動車部品メーカーの独コンチネンタル(Continental AG)が、ドイツ・米国・中国および日本でこのほど実施した調査から、自動運転車に対する受入れ度は、国によってさまざまであることが判明した。米国とドイツでは、自動運転技術に対する受入れ度が比較的低かったが、中国では人々の間でかなり受入れ度が高かった。海外メディアの報道を引用して環球網が伝えた。
「自動運転は素晴らしい進歩だと思うか?」との問いに対して「はい」と答えた人の割合は、ドイツ人が53%、米国人が50%と、いずれも約半数を占めた。一方、中国では、この技術を支持する人が89%に上った。
「自動運転に対して懸念を抱く理由は、自動運転が怖く感じるから」との考え方に賛成したのは、ドイツ人が62%、米国人が77%だった。一方、中国人のこの割合は28%にとどまった。
「自動運転技術の運用について、この技術は運用に堪えるとは思えない」と考える人は、ドイツ人が57%、米国人が77%だった。これは、自動運転技術が両国の国民に受け入れられるには、まだまだ長い年月を必要とすることを意味している。一方、中国では、この結果はかなり前向きなもので、「自動運転技術の信頼性について懸念している」人の割合は40%にとどまった。
2013年に行われた調査によると、米国人で「自動運転は怖い」とした人の割合は66%、2018年比で11%高かった。「自動運転技術は信用するに足る」とした米国人は、2013年当時はわずか50%、2018年は77%だった。この結果から、米国人の多くは、自動運転車を選択することはあり得ないと考えていることがわかる。
また、中国の場合、2013年と2018年の調査の差は、自動運転車が人々に受け入れられるようになったという事実を物語っている。この5年間で、「自動運転は素晴らしい進歩である」と認識している人は10%増加した。「自動運転は怖い」と感じている人は24%減少した。また、「この技術は運用に堪えるとは思えない」とした人は34%減少した。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年12月21日
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