中国のオリジナルアニメ136本が日本で展示 (3)

人民網日本語版 2019年06月12日09:50

上海美術電影制作所の「大鬧天宮(大暴れ孫悟空)」

1960年代からは、上海美術電影制作所を始めとし、中国アニメ「大鬧天宮(大暴れ孫悟空)」や「小蝌蚪找媽媽」、「哪吒鬧海(ナーザの大暴れ)」といった美術映画が世界的に有名となり、1980年代には日本のアニメーションに深い影響を与えたこともあった。「日本アニメの父」と言われた手塚治虫は学生の頃に「鉄扇公主」を見て、血気盛んだったこの若者はその生涯をアニメ事業に捧げようと決意した。そこから手塚治虫は日本のアニメの世界を創り上げ、日本のアニメは世界に影響を与えるほどのスーパーIP(知的財産権)となった。そして彼が生んだ「鉄腕アトム」も中国で初めて放映されたテレビアニメシリーズとなった。手塚プロダクションが授権し、漫友文化が出版した「鉄腕アトム」の漫画本は、中日友好協力の新たな章を開くこととなった。金城氏は、「手塚治虫先生は中国の神話に興味を抱き続け、なかでも特に孫悟空に夢中になっていた。彼は『ぼくの孫悟空』という作品を描き、その作品も中国で出版されている」とし、手塚治虫が描いた孫悟空とアトムが一緒に描かれた絵は今も中国アニメ界が大切に保管している宝物で、両国のアニメ分野における友情を象徴している。

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