中国自然資源部(省)中国地質調査局が11日に明らかにしたところによると、同局は近年、遼河三角州湿地、黄河三角州湿地、塩城沿岸湿地など北方地域の典型的な沿岸湿地で一連の調査研究活動を展開した。沿岸湿地における生態地質調査、保護・修復技術及び方法の模索などで積極的な進展を実現した。人民日報が伝えた。
同局青島海洋地質研究所は近年、多くの革新的な成果を上げている。沿岸湿地多層的生態要素探査技術システムを構築し、温室効果ガスの測量、土壌貯留炭素探査などの技術設備を独自開発し、国内外で16件の特許を取得した。典型的な沿岸湿地多層的生態地質環境の特徴を大まかに明らかにし、沿岸湿地の保護・修復に根拠をもたらした。沿岸湿地生態系炭素貯留効率評価技術方法システムを作り、ブルーカーボン及びカーボンシンク取引の基礎を固めた。全国8カ所の国際重要沿岸湿地生態環境変化序列図を初めて作成した。同時に同局沿岸湿地生物地質重点実験室は、各沿岸湿地に適用されるカギとなる修復技術・方法を確立した。さらに遼河三角州、黄河三角州などの沿岸湿地で良好な修復効果を上げた。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年6月14日