映画『烈火英雄』、消防隊員の真の物語に焦点

人民網日本語版 2019年08月02日13:28
映画『烈火英雄』、消防隊員の真の物語に焦点

劉偉強プロデュース、陳国輝監督、黄暁明、杜江、譚卓、楊紫、欧豪らが主演の映画『烈火英雄』が1日に中国各地で封切られた。長編ルポルタージュ『最深的水是涙水』を映画化したもので、2011年7月16日に大連で起きた大規模火災事故を基に、海沿いのオイルタンクエリアで火災が発生し、命がけで消火活動にあたった消防隊員達の物語を描いている。新華網が伝えた。

これに先立つロードショーでは、映画を見終わった後も涙が止まらない観衆が多くいた。陳監督は、過度に感情を煽っているのように見えるのではないかと最初は心配したが、「私たちは本当の消防隊員を訪ね、当時の映像の一部も見た。私たちが故意に感動を誘ったのではなく、事実を再現した上でむしろ可能な限り抑制した演出にした。彼らはあのような大規模火災を前に、あれほど重大な責任を負って、あのような状況の中で、1人1人が普通の人間を超える行動をしたからだ。だから彼らは英雄なのであり、私たちは彼らの物語をありのままに復元しただけだ」。

『烈火英雄』は『湄公河行動』『紅海行動』に続く博納影業(Bona Film)の主旋律商業大作映画であり、同社が新中国成立70周年を祝賀するため制作する「中国の誇り三部曲」の第1作でもある。火事現場で命の危険を冒して人々の命と財産を救った消防隊員のスリリングな行動を表現するだけでなく、普通の人間としての彼らの一面も描くと同時に、消防隊員の家族の物語も初めて描いている。映画のプロットの90%は本当の物語を改編したものであり、監督は本当のディテールこそが本当に人々を感動させると信じている。映画は初めて消防隊員の背後にある物語にも焦点を合わせ、家族、兄弟、愛情の3つの観点から血の通った消防の英雄達を描いている。(編集NA)

「人民網日本語版」2019年8月2日

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