健康に不安抱く若者が中国の健康食品の成長に寄与 (3)

人民網日本語版 2019年10月24日14:02

起用されるイメージキャラクターが中高年の人気芸能人から、若い芸能人やネット有名人へと切り替えられていることからも、健康食品会社が若者をターゲットにしようと躍起になっていることが分かる。例えば、米国の老舗サプリメントメーカー・ネイチャーズバウンティは2013年から2015年にかけて、中国でも人気の韓国の俳優・キム・スヒョンや香港地区の人気女優・湯唯(タン・ウェイ)をイメージキャラクターに起用し、その若い女性ファンの「爆買い」につなげた。

これまで、健康食品の広告というと、テレビのコマーシャルが多かったものの、今ではオンラインプラットフォームが多くなっている。そして、微博(ウェイボー)や微信(WeChat)などのSNSで、健康食品の広告をよく見かけるようになり、ネット有名人も健康食品のイメージキャラクターに力を入れて、大人気商品が続々と登場している。

若者ターゲットに高価な商品を売りさばくマーケティングに警鐘も

しかし、健康食品の広告は、その良い効果を大げさにアピールするだけで、副作用については全く言及していない。中国のネット上で大人気の「糖化ケアサプリ」もその一つだ。いつからか、中国国内外を問わず、芸能人やネット有名人、さらに一般人の間で、「糖化ケアブーム」が巻き起こっている。「ミルクティーは飲まない」や「糖分は摂らない」というのはまだ理解できるが、糖化スキンケア、糖化ケアサプリや栄養ドリンクなどはちょっと理解しがたい。特に、人気の日本のエイジングケアシリーズは、数万円もする商品でも売り切れ続出となっている。

神秘的なコラーゲン、万能のアミノ酸など、これまでにも同様の健康食品がたくさんあった。そして今は、抗糖化をセールスポイントにした商品が、人気芸能人をイメージキャラクターに起用して、動画広告を使って大々的に宣伝されている。健康や美容に気を配る若者をターゲットにすると、これほど簡単に商品を売ることができるのかという思いにさせられる。

もちろん、専門用語を並べて、盲信させ商品を売るかのようなマーケティングを、専門家は批判している。ある専門家は「健康食品は薬品ではない。それに、健康食品を過度に摂取するのもよくない。合理的に食事をして、適度に運動をし、タバコは吸わずに、酒は適度に飲み、ストレスを軽減し、仕事と休息のバランスを取るようにしなければ、本当の意味で若さを保つことはできない」と指摘する。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年10月24日

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