世界初の6G白書には何が書かれているか (2)

人民網日本語版 2019年10月28日09:42

性能は5Gの百倍以上

同白書によると、1Gから5Gへと移動通信規格がバージョンアップした時と同様、6Gの性能指標のほとんどが一つ前の5Gの10倍から100倍に飛躍するという。

同白書は6G技術を推し量る重要指標をいくつか挙げて説明した。ピーク通信速度が100Gbps-1Tbpsに達し、5Gはわずか10Gbpsだ。室内測位の精度が10㎝、屋外測位は1メートルに達し、5Gの10倍になる。遅延は0.1ミリ秒で、5Gの10分の1になる。超高信頼性があり、通信が途切れる可能性は100万分の1以下になる。超高密度で、デバイスの接続密度は1㎥あたり100台を超える。このほか6Gはテラヘルツ波周波数帯の通信を採用し、ネットワーク容量が大幅に増加するという。

カバー範囲をみると、6Gモバイルネットワークは地上に限定されず、地上、衛星、航空機搭載ネットワークの切れ目ない接続を実現する。測位の精度をみると、従来のGPSやセルラーシステムの複数アクセスポイント測位の精度には限界があり、室内にある物体の正確な把握は難しかったが、6Gはモノのインターネット(IoT)設備を高い精度で測位することができる。これと同時に、6Gは人工知能(AI)、機械学習(マシンラーニング)と深く融合し、スマートセンサー、スマート測位、スマート資源分配、スマートインターフェース切り替えなどが現実になり、スマートレベルが大きく飛躍する。

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