充電して情勢回復を待つ
突発的な感染状況、長引く隔離期間が働く人々にこれからのことをじっくり考える時間をより多く与えている。
生活情報サービスの58同城が発表した雇用情勢報告書によると、感染症の流行中に出現した企業の業務再開の遅れや生産停止の現象により、感染症終息後に転職する道を選んだ労働者は賃金上昇に対する期待が高く、相当な収入を得てより安定した、より安全感のある生活を送りたいと望んでいる。
また同報告書は、感染終息後に仕事の状況を調整しようと考えていた労働者のうち、36.5%が「実家に帰って活躍する」ことを選び、主な理由として両親の世話を挙げた。労働者が感染終息後につきたいと思う仕事の上位3位は、販売、生産管理・研究開発、人事・総務・庶務で、転職を考える時に考慮する要因の上位3位は賃金水準、自分がキャリアアップできるかどうか、労働環境だった。また58.9%の人が「2020年の仕事で期待することは賃金上昇」と答えた。
春節後に転職に成功した北京市の弁護士の王さんに話を聞いた。王さんの大学の専攻は法学ではなく、卒業して就いたいくつかの仕事がいずれも法務関係だった。王さんは4年近くかけて、働きながら法学部の大学院生になり、司法試験にも合格した。春節前にトップクラスのインターネットプラットフォームの法務分野の求人に応募し、何回かの面接を経て、今年3月に転職に成功した。
大勢の転職に成功しなかった人々は、王さんのように次のステージを目指して勉強を続け、転職や人生設計の見直しに備えるという人が多い。米さんはCFA協会認定の証券アナリストになるための試験勉強を続けており、転職と賃金上昇を目指して力をつけようとしている。大学院に進むことを考える若者や公務員試験の準備をする若者もいる。最近、教育部(省)の関係責任者は、「20年の修士課程の定員を増やし、昨年より18万9千人増やすことを検討中」と明かした。
現在の状況から考えて感染症の打撃は企業に一定の影響をもたらし、中小企業への影響はより大きくなる。さらに今年は大学卒業生が874万人と過去最多で、雇用市場に圧力を与えている。
米さんは、「今年上半期に転職するのは難しいかもしれない。下半期には雇用情勢が改善してほしい」と取材に答えた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年3月20日
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