2014年3月17日  
 

中国の夢健康知恵袋 企画集 日本からニイハオ!

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ヒット作が登場しない中国アニメの行方 心を込めることが大事 (2)

 2014年03月17日16:45
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 一方、かつて米航空機会社「ヒューズ・エアクラフト」で、アジアの衛星テレビ業務を担当していた王CEOはその後、インターネット業界に転職し、中国最大の動画共有サイト「土豆網」を立ち上げた。そして、2013年、今度はアニメ業界に進出し、「追光動画」を立ち上げた。同社立ち上げに先立ち、王CEOは業界関係者300人以上の意見を聞いたものの、ほとんど採用することはなかったといい、「誰も作ったことがないシンプルで温かい作品を作りたいとの思いで、外注は受けず、米国でチームを立ち上げることもなく、中国の市場だけに集中するアニメ映画会社を作った」と語った。

 王CEOはまた、最近中国でも大ヒットした韓国ドラマ「星から来たあなた」で、人気女優チョン・ジヒョンが演じた国民的アイドル・チョン・ソンイが、「頭を使って演技することしかできず、気持ちが全くこもっていない」と語ったことから、「気持ちを込める」という言葉が流行していることに言及し、「重要なのは心を込めること。『心』がどこにあるか、我々は皆それを感じるものだ」と指摘した。さらに、米人気アニメ「トイ・ストーリー」を引き合いに出し、「各ストーリーの最後に、悪役キャラクターを演じる犬バスターが登場し、カウボーイ人形ウッディが主役の座を奪われるのではと心配するものの、友情を築くようになり、トイ・ストーリー3では、年老いたバスターがウッディを背中に乗せたまま寝てしまうというストーリーには心を動かされた。人形に老化はないが、人は老化し、時間は流れていくものだという気持ちにさせられる」と語った。

 作品に「心」を込める方法に関して、王CEOは、「製作者がどれほど心を込めているかは、製作時にどれほど心血を注ぐかにかかっている」と指摘。現在製作中のアニメを例に、「自分は脚本家や監督など、さまざまな役割を兼任しており、脚本を書く時点で30回以上書きなおした。アニメにする時に、さらに多くの人力や精力を注ぎ、何度も訂正して、どのシーンからも温かさや生命力が感じられるようにしている。理屈を語ったり、技術を競ったり、文芸作品のような雰囲気を出すというなら、交響楽を聞いたり、詩を読んだりすれば、ある程度できるもの。難しいのは自分の心が元々どこにあったのかを覚えておくこと」と語った。(編集KN)

 「人民網日本語版」2014年3月17日 

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