第64回ベルリン国際映画祭で最高賞にあたる金熊賞と銀熊賞(最優秀男優賞)をW受賞した刁亦男(ディアオ・イーナン)監督の恋愛サスペンス映画「白日焰火(Black Coal Thin Ice)」が中国で21日に封切られたが、初日の興行収入はわずか900万元(約1億4900万円)、1日当たりの興行成績も3位と、物足りないスタートとなった。法制晩報が報じた。
一方、14日に封切られた米カー・アクション映画「ニード・フォー・スピード」の同日の興収は1800万元(約3億5800万円)と、1日当たりの興収トップをキープした。同作品の中国での興行収入は既に累計2億2100万元(約36億5千万円)に達し、同作品の世界総興収の40%以上を占めている。
同日封切られた作品の中で、興収トップは人気俳優の陸毅(ルー・イー)や何潤東(ピーター・ホー)が主演を務める「英雄之戦」で、1700万元(約2億8000万円)。香港の人気女優・陳慧琳(ケリー・チャン)や人気俳優・鄭伊健(イーキン・チェン)など豪華キャストが売りの「盗馬記(Horse Trader)」は700万元(約1億1550万円)にとどまった。
ただ、22日の北京では、「白日焰火」のスクリーン占有率が2割を超えてトップに立っており、「ニード・フォー・スピード」を追撃する態勢を取っている。 (編集KN)
「人民網日本語版」2014年3月24日