中国の今年2月の輸出額は前年同月比18.1%減となった。「我々はまさか中国経済の「ハードランディング」を経験しようとしているのだろうか?」と、世界各地の投資家の目を疑わせた。楽観者は、「中国は経済の過度な成長を抑制し、経済改革のペースを加速しようとしている」と指摘した。しかしこれには時間がかかり、一定のリスクが存在する。現在の中国の経済発展は、9つの重要な問題に関わっている。3月31日付独週刊誌「フォークス」の記事「経済の巨人は崩壊するか?中国について知るべき9つのこと」を引用し、環球時報が伝えた。
(一)中国の新年の経済は本当に低迷したのだろうか?1−2月のデータは確かに振るわなかったが、旧暦の正月による連休を迎えていたため、これは想定内のことだ。
(二)景気低迷に対して、政府はどのような対策を講じているか?中国は措置を講じ内需を刺激しており、プロジェクト建設とインフラ整備が重点となっている。専門家は、金融政策も緩和に向かうと予想した。
(三)景気低迷の一方で貸付を拡大しているが、これは苦境に陥っているということだろうか?貸付削減は期待に合致しており、中国政府と中央銀行は起こりうる信用バブル戦に備えようとしている。
(四)危険な信用バブルは膨張しているのだろうか?悲観主義者と呼ばれるエコノミストのマーク・ファーバー氏は、「中国には大きな信用バブルが存在する」と述べたが、成長率の低下により経済が健全化しリスクが低減するとも指摘した。