中国の王毅外交部長(外相)は習近平国家主席の欧州歴訪について「習主席の今回の外遊は中国・EU関係の推進において3つの重要な成果を上げた。政治関係は新たな段階へ上がり、経済・貿易協力は新たなチャンスを迎え、人的・文化交流は新たな段階に入った」と指摘した。中国新聞網が伝えた。
王部長の発言の要旨は次の通り。
習主席は84の日程をこなした。これらは二国間と多国間を結びつけ、大国と小国に共に配慮し、政治・経済・文化が働きかけ合うもので、国事活動もあれば、人々と触れあう交流もあった。グランドデザインもあれば、具体的プロジェクトの推進もあった。素晴らしい理念の表明もあれば、細やかで感動的な言葉もあった。
(EU本部訪問について)中国の国家元首によるEU本部訪問は双方の外交関係樹立後初であり、新たな情勢下で中国がEUと欧州を強く重視していることをはっきりと示すと同時に、今回の訪問の大いに注目される目玉となった。
習主席は核安全保障サミットで、中国の核セキュリティー観を系統的に明らかにし、発展と安全を共に重んじ、権利と義務を共に重んじ、自主と協力を共に重んじ、個別対策と根本的解決を共に重んじ、引き続き核セキュリティー国際協力に積極的に参画すること、公平によって協力を促し、協力によってウィンウィンを図る国際核セキュリティーシステムの構築を推進し、地域と世界の平和・安定を維持することを強調した。