2014年4月11日  
 

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中国、規範化された「外来語表記対応表」発表へ

外来語濫用の根絶目指す

 2014年04月11日14:19
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 社会生活において、外来語の使用が増加の一途を辿っている。中国教育部(教育省)語言文字応用管理司の姚喜双・司長は10日、人民日報の独占取材に応じ、このような現状について、「言語は国家を表すシンボルの一つであり、中国は言語文化に対して自信を持たねばならない。外来語については、科学的方法で対処し、交流を拒むことなく、導入を続ける必要がある。同時に、外来語を中国語に取り入れる際には、盲目的な流入や無条件の直接的導入を許してはならない」との見方を示した。人民日報が報じた。

 関連調査の結果によると、グローバル化・情報化が深い段階に進むにつれ、外来語は社会生活のありとあらゆる分野に浸透し、使用されるようになった。このため、現実生活において、いかなる場所や場面においても、過度の外来語使用という現象が生じており、正規出版物や公式文書の中でも、外来語が頻繁に見られるようになった。このような現象から、閲読上の支障が生じ、国民の不満が引き起こされている。

 「中華人民共和国国家通用語言文字法」では、「中国語出版物において、外国語を使用しなければならない場合は、国家通用語言文字(共通語)を用いて注釈を付けなければならない」、「外国人名・地名などの固有名詞や科学技術専門用語を、国家通用語言文字を用いて中国語に翻訳する場合は、国務院語言文字業務部門または他の関連部門による査定を受けること」と規定されている。また、「国家行政機関公文処理規則」は、「国際機関の外国語名称およびその略語を最初に表記する時には、正確な中国語訳を付記しなければならない」と定めている。

 姚司長は、取材に対し、次の通り語った。

 教育部と国家語言文字委員会は、外来語使用の規範化作業を進めている。「国家通用語言文字法」の順守を大々的に宣伝すると同時に、外来語の管理強化を図る目的で、「国家通用語言文字法実施弁法」の制定準備にも着手した。「外国語文字使用管理規定」の起草は終了しており、時機を見て公表される予定。外語中文翻写規範(外国語から中国語への翻訳の規範化作業)部門間合同会議制度もすでに確立されている。

 同合同会議の専門委員は、今年上半期・下半期の2回、第2弾・第3弾の「推奨される外来語・中国語訳対応表」を発表する計画だ。同リスト第一弾(外来語10組・中国語訳対応表)は昨年9月13日、専門家委員会で審議・通過し、社会各界で使用が推奨される外来語中国語訳規範が発表された。

 「X光片(レントゲン写真)」など、中国に入って長期間経過した外来語については、今後も一部の場所で使用することが認められ、市民が話し言葉として使い続けることも問題はない。ただし、公式文書や出版物においては、規範的な使用が求められる。(編集KM)
 
 「人民網日本語版」2014年4月11日

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