2013年12月27日  
 

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人民網日本語版

襄陽:盛都の復興 (6)

―襄陽の「中心都市の夢」に関する調査報告書

 2013年12月26日16:42
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 中心都市の魂とは?

 都市の盛況の全面的な復興、襄陽市の文化事業

 孟浩然、張継、米芾、釈道安、宋玉――これらの有名な文化的偉人は、いずれも襄陽で生まれた。

 襄陽は「中国三国文化の里」、「中国書道の名城」と呼ばれる。「三国演義」の120話のうち、32話が襄陽を舞台としており、三国の歴史に関する遺跡が50数カ所残されている。「三国志」の86巻のうち、18巻が襄陽について触れている。「唐詩三百首」のうち、27首が襄陽について触れており、孟浩然は襄陽で200首以上の田園を題材とする詩を残した。

 これらの文化資源を歴史書の中に埋もれさせ、文化人の頭の中だけに留めさせてはならない。襄陽市民は、中心都市の復興は、輝かしい歴史文化を発掘・発揚するだけでなく、燦然たる新文化を創造するべきだと主張した。

 昨年6月18日の襄陽劇院。襄陽市委員会全体会議は、「文化事業を続け、総額1億元の文化産業発展特別基金を初設立し、今後これを毎年増額し、襄陽市を国内外で重要な影響力を持つ文化名城にする」という重要な決定を下した。

 中国伝媒大学の専門家が作成した「文化襄陽概念計画」が、昨年審査に合格した。

 「文化襄陽建設三年行動計画(2013−2015)」が発表され、投資総額が1400億元以上、文化プロジェクトが140件以上に達した。

 投資総額30億元・敷地面積1800ムーの唐城影視(映画・テレビ)基地、投資総額22億元・敷地面積1100ムーの「漢城」、敷地面積1200ムーの「三国文化城」が、鳴り物入りで建設を進めている。

 唐城影視基地の撮影エリアである皇宮、明徳楼、青竜寺、胡月楼などの8大建築物と8本の橋の主体構造建築工事はほぼ完了し、装飾の段階に入っており、6月末に竣工し営業開始する予定だ。同プロジェクトの担当者の高義敏氏は、「8月に唐城影視基地とセットになる唐人街も営業を開始する」と語った。

 湖北大漢文化産業投資公司が22億元をかけて建設する「漢城」も、6月末までに竣工する予定だ。第一弾としては、8000万元を投じる大型テレビドラマ「光武大帝」を撮影し、「光武の中興」という輝かしい歴史のページを芸術的に再現する。

 投資誘致により建設される重大文化プロジェクトのほかに、襄陽市級財政は6億元の資金を拠出し、博物館、図書館、文化館、美術館、大劇場の建設を支援する。いずれも機能が改善された大型文化インフラで、地域のランドマークでもある。

 襄陽市はさらに、一連の文化発展の政策を施行した。公共財政の文化に対する支出が本級財政支出に占める比率を全省・全国平均水準以上とし、公共財政の文化に対する支出の増加率を財政・経済経常支出の増加率以上とした。主要公共文化商品・サービスプロジェクト、公益性文化活動を公共財政経常支出予算に盛り込んだ。一定規模以上の文化企業を、政府の設立する支柱産業株投資指導基金の範囲内に収めた。企業となった文化部門の税優遇、社会保険の連結、財政支援、土地政策などを全面的に実施する。

 襄陽市文化体育局局長の李晟氏は、「襄陽市は今年、『堯治河』、『襄陽』、『沙門空海』などの映画を撮影するほか、『風流米芾』などのテレビドラマを撮影する。また、『楚風』や隆中の山水を利用したショーなどの劇を創作し、『羊コ大将軍』などの重点文学作品を出版し、文化襄陽という名刺に磨きをかける」と述べた。

 文化の深みが、都市の深みを左右する。

 文化襄陽の復興は、中心都市建設に力と魅力を添え、市民の精神的文化生活に無限の幸福と彩りをもたらす。

 「人民網日本語版」2013年12月


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