朝鮮側が中国漁船員を解放 現地中国大使館が確認 (2)
■詳細
「朝鮮の武装巡視艇に拿捕された時、われわれの漁船は絶対に中国海域内で操業していた!」。于さんは取材に自信をもって答えた。「朝鮮の巡視艇の武装人員が乗り込んできた時、遼普漁25222は東経123度53分、北緯38度18分にいた。完全に中国海域内だ」。于さんによると「遼普漁25222」は精確な操業位置を「毎分毎秒」確認できるよう、GPSと「北斗」の両測位システムを搭載している。遼寧省の漁政当局と漁業会社も海上で操業する全ての漁船の位置を監視している。「たとえ不注意で朝鮮海域に近づいてしまっても、当該海域から離れるよう漁政当局からSSBその他の通信方式で警告が来る。遼普漁25222も今年初めに漁政当局から警告を受けたことがあるので、越境して朝鮮海域に入ることは全くあり得ない」。
于さんはさらなる詳細を明かした。朝鮮の武装軍人は乗船後、慣れた様子で測位システムを壊して撤去し、全ての通信手段を没収したという。「だがわれわれの船の最後の位置は漁業会社と漁政当局のシステムで簡単に確認できる。朝鮮人の言うような越境問題は全く存在しない」。于さんは「昨年5月に朝鮮側に拿捕されたある中国漁船の船主は私の親しい友人だ。だから同様の事件が起きないよう特に注意していたのに、それでも避けられないとは思わなかった」と特に強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年5月21日