共同通信によると、自民党と日本の連立政権を組む公明党の山口那津男代表は14日、「快馬は鞭影を見るや正路につく」との中国の故事成語を引用して、保守色を強める安倍晋三首相に注意を促した。
山口氏は「良い馬はいちいち鞭打たれなくても、鞭の影を見ただけで正しい道に沿って前進する」と説明。靖国神社問題に直接言及はしなかったものの、「国民の声と国際社会の声に耳を傾け、連立政権が正しい道からそれないようにする役割を発揮したい」と連立政権における公明党の役割を強調した。憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認などの問題で安倍氏に慎重な対応を呼びかけたものと見られている。
日本共産党の志位和夫委員長は15日の党大会で「安倍首相は靖国神社を参拝したことで、中国、韓国からの批判だけでなく、世界全体を敵にまわす事態を招いた」と指摘。「安倍政権はブレーキなしにアクセルを踏んで右に走り続ける暴走車のようなものだ。日本共産党と自民党との対決の時代はすでに始まっており、集団的自衛権の行使容認などの問題で安倍政権との闘争を行う」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年1月16日