洪磊報道官 |
日本の安倍晋三首相がアフリカ訪問時に中国のアフリカ支援について、資源の獲得や輸出先の確保のためだけだとしたうえ、日本のアフリカ支援は中国と異なり、アフリカに雇用を創出するためだと主張したことについて、中国外交部(外務省)の洪磊報道官は15日の定例記者会見で「専門的でなく、大変おかしい」と述べた。洪報道官の発言は次の通り。
中国は長年、南南協力の枠組みで助け合いの精神に基づき、アフリカに対して経済・社会発展と民生分野を中心に無私の支援を数多く行ってきた。中国は道路、鉄道、発電所などアフリカのインフラ整備を支援し、アフリカの投資環境を改善した。中国の投資によりアフリカで自動車組立、家電製造、皮革加工など生産的事業が建設され、数多くの雇用が創出され、アフリカ諸国の自己発展能力が高まった。中国はアフリカに農業専門家を多数派遣し、数多くの農業モデルセンター、農業技術普及ステーションの建設を支援し、アフリカ諸国の農業生産水準を高め、アフリカの食糧安全保障に貢献を果たした。中国の支援によりアフリカに数多くの病院、学校、スタジアムなどが建設され、現地庶民の衛生、教育、文化、生活環境が改善された。中国は1963年以降、アフリカ48カ国に医療隊員延べ1万8700人を派遣し、アフリカの患者延べ2億人余りを診療した。中国はアフリカ諸国のために政府奨学金枠を多く設け、人的資源育成を積極的に展開し、アフリカの人材の質を高めた。中国は国連平和維持活動(PKO)にも積極的に参加し、現在も1800人以上のPKO要員がアフリカで任務を遂行している。中国は国連安保理の5つの常任理事国の中でPKO要員を最も多くアフリカに派遣した国であり、アフリカの平和と安全に重要な貢献を果たしてきた。