2014年1月14日  
 

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「行き遅れ男女」の増加、原因は学校制度にあり?

 2014年01月14日13:46
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 学校制度の改革に伴い、修業年限が長くなったことが、大量の「行き遅れ男女」を生み出す原因となったのだろうか?広州軍区総病院政治委員を務める黄艶儒氏(広東省政治協商会議委員)は12日、「学校での修業年限が長くなり、最終学校卒業時の年齢が高くなったことで、『社会に適応する時期が遅れる』『結婚・出産に対するプレッシャーが強まる』など、さまざまなマイナス要因が生じた」と指摘した。黄氏はまた、「現行の小学校から高等学校までの12年間の学校教育制度を9年に短縮すれば、19歳で大学を卒業して社会人になり、より早い段階で具体的な人生設計を立てることができる」と提案した。広州日報が伝えた。

 黄氏の提案内容は以下の通り。

 現行の学校制度は、修業年限全体が長すぎる。小学校6年、中学・高校6年、大学4年、計16年間の学校生活を経て、ようやく社会人になれる。大学学部を卒業する年齢が最低22歳以上では、学生生活や社会人生活という極めて貴重な時間を「浪費」していると言わざるを得ない。

 修業年限が長すぎると、社会人となる年齢が高くなり、社会に適応した一人前の人間となるのが遅くなる。学校で学んだことが社会では役に立たず、卒業後仕事に慣れるのに時間がかかり、仕事上のプレッシャーが強まり、職場での定着率が低くなる。特に女子学生は、卒業時点での年齢がかなり晩婚年齢に近づいており、仕事と結婚の両方に注意を向けることが難しくなり、結婚・出産にマイナスの影響がもたらされる。結婚は仕事が一人前にできるようになってから、と考えていた人は、すでに「時すでに遅し」で、立派な「行き遅れ男女」の仲間に入っている。このような状況から、某大な数の「行き遅れ男女」が社会に溢れ返るようになった。

 現行の学校教育制度で高校と大学に置かれている「一般教養課程」は不要であり、専攻科目と職業教育こそ、社会のニーズにマッチしたものだ。先進技術の発展によって、教学法には極めて大きな変化がもたらされた。より柔軟性・機動性が高いオンライン学習が、教育における今後の発展方向となり、学校の教室で行われる授業の時間は短縮される方向に向かうべきだ。また、若者が可能な限り早く社会人となり、結婚して家庭を持つことは、個人・家庭に有益であるばかりではなく、社会の安定と調和にも役に立つ。

 学校制度は、小学校5年、中学2年、高校2年、大学学部3-4年に短縮すべきだ。この場合、小学校入学から高校卒業までの修業年限は9年となり、通常は19歳で社会人となり、十分な時間をかけて社会に適応し、職業生活も安定する。恋愛から結婚に至るまでの時間にも余裕が持てる。また、義務教育期間は従来通りの9年間とすれば、義務教育修了時点での教育程度は高卒レベルとなり、国民の教育水準が全体的に向上する。(編集KM)

 「人民網日本語版」2014年1月14日

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