月に居を定め、地球を眺める。月探査機「嫦娥3号」の着陸機は今晩、月での新生活をスタートさせる。中国国家国防科技工業局が明らかにしたところによると、北京宇宙飛行制御センターの念入りな手配により、嫦娥3号の着陸機の制御作業は1月15日午後8時頃に、飛行制御ホールから長期管理室に移され、順調に長期管理モードに切り替わった。人民日報が伝えた。
1月15日夜より、北京宇宙飛行制御センター飛行管理室が、嫦娥3号の長期管理任務を1年間に渡って実施する。今後の嫦娥3号の生活および月面作業は、飛行管理室の長期管理担当者が統一的に手配することになる。
飛行管理室・嫦娥3号任務主任設計者の崔雁氏は長期管理室で、「嫦娥の長期管理業務に向け、約2年間の準備作業を実施した。技術状態の把握から、システム・ソフト・ハードの構築、管理チームの強化、長期管理方法の革新に至るまで、十分かつ念入りな準備を進めた。嫦娥3号の管理に対して、十分な自信を持っている」と語った。
北京宇宙飛行制御センター飛行管理室・嫦娥3号任務副主任設計者の劉俊キ氏(キ=王+奇)は、「1年間の長期管理任務において、北京宇宙飛行制御センター飛行管理室は中国の深宇宙測量・制御基地を統一的に動員し、嫦娥の状態に対する監視・分析を維持し、月面での各種科学試験を統一的に計画し、月での生活・作業・休息を保障する」と説明した。劉氏によると、嫦娥の長期管理作業には、主に次の三つの内容が含まれる。
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