2014年、中米両国の相互交流の大きな幕は次のように開かれた。新華網が伝えた。
1月22日午後、バーンズ米国務副長官が北京で中国の指導者複数と会談した。同日、米国のラッセル国務次官補(東アジア・太平洋担当)と中国の鄭沢光外交部長助理(外務次官補)が北京で第5回中米アジア太平洋協議を行った。同日、北京から遠く離れたスイス・モントルーで中国の王毅外交部長(外相)と米国のケリー国務長官が和平会議「ジュネーブ2」に出席し、シリア問題の解決に向けて交渉、調停を行った。
「この3つが同日に行われたことは、ある程度偶然の一致だが、シンボリックなことでもあり、中米関係の中身の豊かさを反映している」。中国現代国際関係研究院米国研究所の達巍所長は「このスタートは大変意味深く、広範な協力、多数の枠組み、いくつかの問題は意思疎通が必要という、中米関係の現状が示された」と指摘した。
良いスタートを切れば半分成功したも同然。周文重元駐米大使は新華社の取材に「中米のこのようなスタートは、1つには相互包含的な中米関係の緊密度を示すものであり、もう1つには新型の大国間関係の構築に関する両国元首の共通認識を双方が共に実際の行動によって実行していることの反映でもある」と述べた。