呉暁青環境保護副部長(環境保護次官)は8日に両会プレスセンターで行った記者会見で、第12次五カ年計画が始まってからの3年間に、中国の環境保護費が毎年2000億元以上増加したことを明らかにした。第12次五カ年計画中に環境保護に政府、金融機関、企業、社会など社会全体で5兆元を投じる。人民日報海外版が伝えた。
■汚染物質の大量排出が有害濃霧の根本的原因
今年2月下旬に北京市、天津市、河北省と周辺地域で発生した広域の大気汚染の原因について、呉副部長は次の3つを挙げた。
(1)根本的原因は汚染物質の大量排出。石炭燃焼、工業、自動車、建築、道路粉塵が主要排出源だ。
(2)直接的原因は拡散に不利な気象条件。穏やかな天候だった。
(3)地域汚染と当地汚染が重なったことも重要な要因。
呉副部長によると、この有害濃霧の影響は15省(直轄市、自治区)、181万平方キロメートルに及んだ。このうち98万平方キロメートル以上が特に深刻な状態となった。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年3月9日