中国広東核電集団有限公司(中広核集団)の賀禹董事長(会長)は、「当社と中国核工業集団公司が共同開発した、中国独自の知的財産権を持つ原発技術『華竜1号』が初歩的な設計を完了し、中国国家エネルギー局および中国国家核安全局の承認を得て、すでに設計・施行段階に入っている」と表明した。人民日報が伝えた。
賀董事長は、「今年の政府活動報告では初めて、原発着工が触れられた。中国の原発発電量は、2013年末の時点で全国発電量の2.1%しか占めておらず、世界の平均水準12%を大きく下回っていた。中国の原発発展は、他国の技術を基礎とし革新を進め、世界最高・最新の安全基準を設定している」と述べた。
クリーンエネルギーの開発利用を特徴とする、新たなエネルギー革命が起きている。北京市・天津市・河北省・山東省、長江デルタの単位面積あたり石炭火力発電設備容量は、西北地区のそれぞれ13倍と26倍に達しており、環境の許容量を大幅に上回っている。国家電網公司の劉振亜董事長は、「クリーンエネルギー産業は、エネルギーが環境に与える圧力を和らげる重要な手段だ」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年3月11日