中国人150人余りを含む乗客239人を乗せたクアラルンプール発北京行きのマレーシア航空370便(ボーイング777型機)が北京時間8日午前1時20分、地上との交信を絶った。マレーシア航空は声明で、同便の位置を特定するため捜索・救助機関と協力していることを明らかにした。
習近平国家主席は直ちに外交部(外務省)と在外公館に対して、駐在国の関係当局との連絡を強化し、捜索・救助の進展状況を緊密に注視し、緊急措置と中国国民への対応に全力を挙げるよう重要な指示を出した。また、交通運輸部(交通運輸省)、民用航空局など関係機関に対して、緊急対応体制を直ちに敷き、積極的に連携して対応に当たるとともに、民用航空の安全検査をさらに強化し、航空の運行の絶対的な安全を確保するよう指示した。
李克強総理(中共中央政治局常務委員)も関係機関に対して、マレーシアの航空当局と連格を強化して、捜索を強化するよう促すとともに、中国人乗客の具体的状況をできるだけ早く確認し、外国側と共同で緊急救援の準備を仕上げ、乗客の家族への対応を迅速かつ適切に行うよう指示した。
すでに外交部、交通運輸部、民用航空局は在マレーシア中国大使館、在ベトナム中国大使館と共に緊急対応体制を敷き、全力で対応に当たっている。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年3月9日