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2月8日、西単 |
○全てに「余裕」あり
日常の北京では、買物をして歩き疲れ、コーヒーでも飲んで一息つきたいと喫茶店に入っても、ただの1席さえ空いていない。人々にファストフードや休憩の場を提供するべきこれらの場所が、春節連休中だけは、本来の役割を存分に果たしていた。
王府井大街にあるスターバックスの店員は、「旧歴大晦日と元旦の2日間、店内が満席になることはなかった」と話した。いつもであれば、ショッピングに訪れる人々は常に多く、祝祭日となるとなおさらだ。よって、王府井大街にあるいくつかのスターバックスは、いつでも激しく混んでいる。コーヒーを買い求めるのに並ぶのは当たり前、あまり大きくはない店内はいつもお客で満杯、つい人にぶつかってしまい、「坐る場所がない客がいるだけ。客の坐っていない席はない」という状態だ。店員によると、大晦日と元旦の2日間だけは、店内に「静けさ」が戻ったという。
常住人口1千万人を擁する北京にとって、1980年代はすでに遠い昔の記憶となった。1980年代初めの「北京市都市建設全体計画方案」に対する中国共産党中央・国務院の意見付回答では、西暦2000年時点での北京市の人口を約1千万人に抑えることに極力務める方針が打ち出された。しかし、その数年後の1988年には、北京市の総人口は1千万人を上回った。
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