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2月7日、建外SOHO |
○姿を消した生活の「便利さ」
春節連休の7日間、北京はまるで操作スイッチがオフになった「巨大機械」のようだった。屋台で揚げパンや豆乳を食べることはできず、新鮮な野菜は手に入らず、宅配便の配達員も来ない。地方出身者は、大晦日前後に大挙して里帰りし、残った北京地元民の生活の細部がことごとく変わる羽目になり、不便この上なくなった。彼らは、この不便さに、その後の数日間、我慢しなければならなかった。
小さな商店が休業したことで、市民はかなり困った。大晦日の数日前から、団地近くの朝食屋台が全てお休みになった。朝食屋台を営む人の多くが地方出身者で、早めに帰省し、旧正月が明けても、なかなか営業を再開しない屋台もあった。団地に住む高齢者は、連休中ずっと、毎朝食べ慣れた豆乳、揚げパン、中華まんじゅう、ワンタンなどを食べることができなかった。
宅配便やテイクアウトの配達員も休み、「使い走り」をする人がいなくなった。若い人がショッピングサイトで商品を買物しても、商品が配送されるのは連休後と、長い間待たざるを得なかった。家で食事したいと、レストランからの食事宅配サービスを注文しても、1、2時間待つのはザラで、ひどいケースでは、人手不足のため、受注後に宅配をキャンセルするレストランもあった。
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