万里の長城遭難事故 日本大使館職員が現地入り
3日に河北省張家口市懐来県で発生した日本人観光客遭難事故の前線救援指揮部は6日、日本大使館の担当職員は5日午後4時(日本時間同5時)ごろ懐来県に到着し、日本人観光客4人が大雪のために立ち往生した事故の事後処理に関し、現地関係者と協議したことを明らかにした。中国新聞社のウェブサイト「中新網」が伝えた。
日本人観光客4人と中国人ガイド1人が3日夜、懐来県にある明代の万里の長城で、大雪のために立ち往生するという事故が起こった。日本人観光客3人が死亡、観光客1人と中国人ガイドが生還した。
今回の協議に参加したのは、在中国日本大使館領事部の副部長を務める中島新・一等書記官と領事部職員の郭小際氏。大雪で高速道路が通行止めとなっているため、2人は5日午後4時、K1174列車で懐来に到着、河北省外事弁公室職員の案内で瑞雲観郷にやってきた。しかし、まだ道路が通じていないため、事故現場に行くことはできなかった。
現在、日本のメディア8社が懐来県に入っているが、大雪で山道が全て閉ざされているため、事故現場に向かうことはできない。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年11月6日
事件:明代長城で観光客5人が遭難、日本人2人死亡
日本政府:万里の長城遭難事故の中国側対応に感謝