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中国・鳥インフル、新規感染が減少傾向へ 気温上昇で

 米紙ニューヨーク・タイムズの報道によると、4月から中国で拡大が問題となっていた鳥インフルエンザ(H7N9型)に関して、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)はこのほど、5月初めから、新たな感染者の数が減少傾向にあると発表。要因として、▽生きた家禽を売る市場を閉鎖するなどの中国政府の予防・防止対策が功を奏した▽気候が暖かくなり、感染の拡大ペースが緩まった---ことを挙げた。生命時報が報じた。

 関連の研究では、インフルエンザ患者は冬に増加する一方、夏には減少し、季節性が強いことが分かっている。例えば、致死率が高いとされる鳥インフルエンザ(H5N1型)のここ10年間の研究では、冬に鳥類において動きが活発化するのに対し、夏になると活動を弱めることが分かっている。同センターは「H7N9型も同様の傾向を持つと考えられるため、同ウイルスの鳥類における活動が弱まるにつれ、人が接触したり感染したりする機会も減少する」と予想。ただ、「そうであっても、また寒い季節に、H7N9型は勢いを取り戻してまた感染を拡大させるかもしれない」と警告している。

 一方、解放軍総病院(北京)呼吸科の劉又寧・主任も、「インフルエンザウイルスは寒い環境で長く生き、気温が高いと寿命が短くなることが分かっている。中でも気温が0度の時の生命力が最も強く、何日も生きていることがある」と指摘。「夏に気温が上がり、感染の拡大ペースが緩まったとしても、H7N9型の感染リスクは依然としてある。新鮮さを求めて、生きたニワトリや鴨を屠殺することは避けなければならない。また、病気の鳥の羽毛や糞便などにも近づいてはならない。もし、くしゃみや咳など、呼吸器感染症の症状が見られる場合、手で口や鼻を覆って、ほかの人が感染しないよう注意しなければならない」と呼びかけている。(編集KN)

 「人民網日本語版」2013年5月17日

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