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SNSに潜り込む人増加 うかうか好きなことも言えない!?

 「微信(ウィーチャット)」は利用者が増加するにつれ、単なる交流プラットホームではなくなっている。親は子供の「友人」になりすまして子供の言動を監視し、教師も生徒の目に自分がどのように映っているのかをこっそり確認している。さらには、商売敵のアカウントに「友人」として潜り込み、技術などを盗んだり、市場の現状を見定めたりしている業者もある。そのため、多くのネットユーザーは、「『潜り込み族』がどこにでもいる。微信で好きなことを言うことができない」と不満を漏らしている。揚子晩報が報じた。

 教師が潜り込んで生徒の見方を把握

 「潜り込み族の巧みな技にひっかかった」と言うのは大学生の蒋さん。「微信に開設されているクラスのグループに、クラス委員長がクラスメート約20人全員を加入させている。みんなハンドルネームを持っているが、そのグループ加入後も変えていない。ある日、委員長がそのグループで英語の教師が出した宿題のテーマを通知した。みんなそのテーマは難しすぎると思い、不満を言い合っていた。僕も思わず、英語の教師の文句を言った。すると、それから1分もしないうちに、グループの中で『あなたそんなに私のことが嫌いなのか!』というメッセージが投稿された。英語の教師がそのグループに潜り込んでいたのだ。その時、『終わった』と思った。クラスメートの多くからも、『英語の追試決まりだな』と冷やかされた」という。

 蒋さんは、「その後、その教師に何かされたということはなかった。ただ、あれ以降は、どのグループの中でも、好きなことは言えなくなった。もしかしたら、また別の教師が潜り込んでいるかもしれないから」と笑いながら語った。

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