行き遅れ男女の「独身脱出法」がネットで話題 (2)

○「このような攻略法は当てにならない」という意見が大多数

　2週間の間、狂ったように検索を続けた肖さんは、「これらの書き込みは、まとめるとたったの2種類だけ。ひとつ目は、『チキンスープ派』で、もっともな理論を振りかざしているが実用性に欠ける。2番目は『拝金派』で、土豪をいかにして引っかけるかという悪知恵を教えるものだ」と気落ちした様子で話した。

　1500人以上のネットユーザーを対象に行われた「ネット上に投稿された『独身脱出法』についてどう思うか」という調査において、「この種の書き込みはほとんど見ない」人が85.4％を占めた。「このような攻略法は役に立たない」と答えた人は44.8％、「実行したが上手くいかなかった」が39％。また、「攻略法が物質主義的な傾向にある」と感じている人は56.6％に達した。

　市民50人を対象とした無作為調査の結果、32人が「この種の攻略法については、しばらく傍観する」という様子見の態度を示した。「全く関心が無い」と答えた人は12人、「役に立ちそう」と興味を示した人はわずか6人だった。

　独身男性の羅さん（29）は、いくつかの攻略法を見て、「本当に何の役にも立たない。理屈はごもっともだが、いざ実行するとなると、人それぞれで事情は異なる」と率直な感想を漏らした。朱さん（女性・25）は、見るやいなや、「タイトルだけで馬鹿馬鹿しさを感じる。結婚相手は、土豪や高富帥でないと駄目なのかしら？」と一蹴した。

○「攻略法」を教科書扱いしてはならない

　「独身脱出法」をどう見るべきか？武漢で高級結婚アドバイザーをしている賈洪武氏は、次のような見方を示した。

　社会が急速に成長するにつれ、一部の人々の心が浮き足立ち、結婚観にも拝金主義的傾向が見られるようになった。これが、ネット上の一部の書き込みにも反映されている。攻略法を書く人は、必ずしも専門家である必要はなく、書き込みを見る人も真面目に受け取る必要はない。これらの書き込みを教科書と同じだと捉えてはいけない。家にこもって攻略法を研究するより、外に出ることが大事だ。外の空気を吸い、社会と接し、その中で良い出会いがあれば、いつの間にか独身から脱出できる」。（編集KM）

　「人民網日本語版」2014年1月7日