○外交部領事司副司長:マレーシア航空に要望書を提出済
外交部領事司の翟雷鳴・副司長の談話内容は次のとおり。
これまでに、行方不明機に乗っていた乗客の家族と2度連絡を取り、彼らの要望を聞いた。外国部領事保護センターと在マレーシア中国大使館の職員は、不眠不休で関係各方面と連絡を緊密に取り合い、最新情報をいち早く入手できるよう体制を整えている。
外交部は諸外国と頻繁に連絡を取り合い、捜査活動に力を入れることを当面の重点方針としている。本日、マレーシア航空に対し、同社が十分に責任を持ち、捜査力を強化し、捜査の進行状況や最新情報を早急に一般公開すること、特に乗客家族に速報を伝えるよう要望書を提出した。また、同社と中国政府当局との間で、密接な思疎通と連絡を維持し、スムーズな情報交換を保証するよう希望した。
○北京市政府:乗客家族357人のサポート体制確立
以下は北京市政府の劉志・副秘書長の談話内容。
10日午後5時の時点で、北京に設けられた5カ所の待機スペースにおいて、乗客家族357人を受け入れ、彼らが関連部門のサービスや保障を得られるように手配した。
北京市政府は、以下4点を実行することで、乗客家族に対する配慮を示した。
1 宿泊や交通手段などのサポート体制を敷いた。
2 家族のパスポート申請・発給手続において「緑色通道(優先ルート)」を設け、彼らを積極的にバックアップした。
3 家族待機スペースに医療救助チームと心理カウンセラーを配置した。
4 家族が法的救済手段を講じるための準備をサポートした。
さらに、北京市政府関連部門は、各家族待機スペースに、政府・家族間のコミュニケーション体制を確立する方針で、家族からの要望を理解し、家族が抱える問題の解決を支援し、マレーシア側との善後処理について積極的に調整していく構え。