携帯電話を手放せない
多くの人が携帯電話を常に持ち歩き、電話やショートメッセージを利用し、微博(ウェイボー)や微信(WeChat)を次々と更新している。食事時も同じで、口にほおばりながら目は携帯電話に釘付けで、味わいもしないという人が少なくない。米・ミネソタ大学看護学院児童・家庭健康促進研究センターは、もし父母が子どもに食事時に携帯電話をいじることを許可した場合、子どもの食事の内容は単一的な高カロリーのものになりがちで、また栄養的にもよくなく、家庭の雰囲気が悪くなるということを発見した。このため、食事時には電子製品の使用を中止し、特に未成年の子どもに対しては保護者がその行為を制限すべきだと研究者はアドバイスしている。
いつも一人で食事を食べる
中国中医科学院の楊力教授によると、一人で食事を摂ると気分が不安定になり、食事の内容も単調になって栄養バランスが崩れるという。食事は元々天の恵みを楽しみ、心身をリラックスさせるよいチャンスだ。同僚や友人、家族と一緒に食事をするのが一番よい。そうすることで心が落ち着き、胃液の分泌が促進され、食物が早く消化吸収される。また大勢で食事をすると食品の種類が相対的に多くなり、栄養バランスをとりやすい。
主食を省く
現在、一般庶民の食事は豊かになり、米や饅頭(蒸しパンの一種)、麺などの主食の地位が低下している。多くの人は先におかずを食べてから主食を食べるため、最後に食べきれずに主食を残すことが多い。忙しい人やダイエット中の人にとって、主食の摂取不足がさらに大きな問題だ。しかし主食を軽視することは、実は健康を損なうことでもある。米国の最新の研究によると、主食を食べるのが少ない人は心臓病疾患のリスクが高く、記憶力と認知機能も損なわれるという。楊教授は、食事時にはおかずと主食を交互に食べるようにし、またトウモロコシや粟などの雑穀類も適度に摂るようアドバイスしている。
熱いものと冷たいものを交互に食べる
熱い料理を一口食べた後で、冷たいビールや飲料を飲むのは気持ちのよいもので、多くの人がこうした取り合わせを好む。しかし、こうした食べ方は胃腸を損ないやすいという。陳潤花博士は「熱さと冷たさが交互に入れ替わることで胃が刺激され、消化不良を起こしやすい。胃痙攣や胃痛を生じ、長期的には胃炎や腸炎を起こす可能性がある」と語る。食事時には温い湯冷ましを少し飲むのがよいという。新華社が伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年3月17日