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桂林から上海まで、「生命のバトンタッチ」

 2014年05月05日17:26
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臓器を入れたバッグを飛行機に運び込む救急スタッフ

 北京に住む12歳の少年が先月30日に急性心不全で倒れた。救命措置を受けた後、現在病院で人工呼吸器をつけて生命を維持している。医師からは、心臓移植が必要だと宣告された。しかし、移植手術に提供される臓器の数は非常に限られている。その頃、北京から遠く離れた桂林の地で不幸にも命を落とした21歳の青年がいた。傷心の家族は、青年の命の灯を消したくないという思いから、臓器提供することを決断。青年の心臓は、2日の午後5時に、広西省で摘出された。心臓は摘出してから6時間を超えると移植できなくなる。北京までのフライト時間は2時間40分。夜6時に離陸する。生死をわける、極めて緊急を要する旅路だ。愛でずっしりと重い臓器は南方航空で千里の距離を運ばれ、その愛を次の生命につなげる物語を紡いだ。

 3日の午後5時頃、江西省の青年の心臓は無事12歳の少年に移植された。少年はすでに意識を取り戻したが、人工呼吸器はまだ取り外せない状態で、今のところまだ話もできない。

 1日、江西省の青年の家族は亡くなった青年の腎臓、肝臓、心臓、角膜などの臓器をドナーとして提供する同意書にサインをした。青年の心臓が北京に運ばれる中、肝臓と腎臓移植も181病院で行われた。手術はすべて成功し、青年の臓器は4人の命を救った。(編集MZ)

 「人民網日本語版」2014年5月5日

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