2014年5月8日  
 

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中国と米国を2日間で結ぶ高速鉄道が実現か (2)

中国、「国際高速鉄道網」計画を全面推進 

 2014年05月08日13:55
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 ○長期構想:中国、ロシア、カナダ、米国をつなぐ高速鉄道の敷設計画スタート

 高速鉄道による中国人の米国旅行が実現する見込み


 中国は、シベリアとベーリング海峡を横断してアラスカに達し、さらにはカナダを経由して米国に達する国際高速鉄道の敷設を計画している。この計画が実現すれば、中国から米国までの列車の旅が実現する。

 この鉄道のルートは、中国東北地方を起点に北に向かい、シベリアからベーリング海峡に達し、海底トンネルで太平洋を横断してアラスカに到着、さらにアラスカからカナダを通り最終的には米国に至るというもの。協議はすでに始まっており、ロシアが長年温めてきた構想だ。鉄道敷設のためには、ベーリング海峡を横断する総長200キロメートルのトンネルを建設する必要がある。海底トンネルの建設技術は、福建と台湾を結ぶ高速鉄道のトンネル建設にも応用できる。技術面から見て実現可能な条件は整っている。この鉄道についても、中国側が技術と建設資金を提供し、代わりに経由国の資源を獲得するという方式を採用することを前提に、協議が進められている。

 同鉄道は、全長約1万3千メートルに達する見通しで、完成すると、中国から米国に行くのに必ずしも航空機を利用する必要がなくなる。高速鉄道列車に乗り込み、経由する各国で観光を楽しみながら米国に到着できるのだ。設計時速350キロメートルから試算すると、中国から高速鉄道に乗って2日間以内で米国に到着可能となる。

 ○国際高速鉄道に立ちはだかる3つの課題

 いくつかの国際高速鉄道敷設案が発表されると、ただちに各方面から注目が集まった。しかし、実際に敷設するとなると、ことはそれほど簡単には運ばない。あるメディアは、欧亜高速鉄道について詳しく分析した結果、高速鉄道敷設において、中国は次の3つの課題に直面することになると指摘した。

 1 巨額の資金調達がかなり難しい。欧亜高速鉄道の敷設には、天文学的数字の費用がかかり、中国一国だけで全額を賄うことは絶対に不可能だ。沿線諸国が資金の一部提供を申し出たとしても、全額を調達することはほぼ不可能に等しい。

 2 鉄道運営にも高い壁が立ちはだかっている。十数カ国を通る欧亜高速鉄道をいかにして管理運営するかは大きな問題だ。運営方針をめぐり経由国の意見が一致しない場合は、計画を推し進めることは極めて困難となる。

 3 解決困難な技術上の問題がある。世界最大の大陸であるユーラシア大陸を横断する欧亜高速鉄道の沿線の地質環境は極めて複雑で、高い山や険しい谷があれば、大きな河川や湖もある。複雑な地質環境下を走行する高速鉄道の敷設は、技術面で数々の難題を抱えている。

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