中国人民公安大学のオープンキャンパスと学部学生募集相談会が10日午前、北京市大興区にある同校団河キャンパスで開催された。社会で各種テロ事件が増加していることを受け、同校は今年、「公安情報学反テロ専攻科」を新設、全国から80人の学生を募集する計画だ。全国の公安関係大学のうち、反テロ科が設けられるのは、公安大学が初めてのケースとなる。北京青年報が伝えた。
公安大学情報学部の呉紹忠准教授は、反テロ専攻科の設置について、次の通り説明した。
反テロ専攻科の学生は、「テロリズム概論」「テロ組織研究」「反テロ国際協力」「反テロ情報」「反テロ特別捜査」「安全リスク評価」「サイバーテロの捜査と証拠提示」「テロ発生時の戦術と指揮」などを学ぶ。同科は、公安機関や他の政治法律関連部門において、テロの予防、撲滅、処置など各種反テロ業務に従事するマルチ人材を育成すると同時に、テロ活動に関する手がかりを発見し、テロ決行の計画段階で情報を掴む手助けをすることを主旨として設置された。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年5月12日