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中国が開発した1万メートル級のボーリングマシンが稼動開始

 2014年05月09日11:31
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1万メートル級大陸科学掘削専用ボーリングマシン「地殻1号」(資料図)

 1万メートル級大陸科学掘削専用ボーリングマシン「地殻1号」がこのほど、黒竜江省大慶市に位置する「松遼盆地科学掘削2号井(松科2井)」で正式に掘削を開始し、8日夜の時点で深度1074メートルに達した。地殻1号の開発成功と稼働開始は、中国の地球深部探査の掘削計画が、重大な進展を実現したことを示す。人民日報が伝えた。

 地殻1号は、国家深部探査技術・実験研究特別プロジェクトの資金援助を受け、吉林大学と四川宏華集団が共同開発したボーリングマシンだ。研究開発においては世界先進水準の機械・電力設備デジタル一体化設計を採用、情報化・スマート化の特長を持ち、ボーリング新技術の需要を最大限に満たした。中国はこれにより、ロシアとドイツに続き世界で3番目に1万メートル級掘削技術を把握した国になった。

 地殻1号の開発成功は、中国の1万メートル級大陸科学掘削拠点の建設を支え、かつ中国の陸地・海洋深部資源の探査・開発を支援する。地殻1号は、中国の「地球内部を見る望遠鏡」だ。プロジェクト担当者の1人、吉林大学建設工学学院院長の孫友宏氏は、「地殻1号は地球の深部からコアを取り出す。航空磁気測量や物理探査などの伝統的な手段では見えなかった科学研究標本が、これにより得られるようになる」と説明した。

 地殻1号は組立後に約20階建ての高さになり、敷地面積は1万平方メートル以上に、掘削能力は1万メートルに達する。地殻1号の1日の掘削速度は、最も速い時で265メートルに達する。掘削速度は、最速で28.8メートル毎時に達する。(編集YF)

 「人民網日本語版」2014年5月9日

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