子供が暗くなるのを怖がる時は?
寝る前に小さな照明器具を少し付け、子供が寝付いたら消す程度で、長時間点けているのでないなら、深刻な影響を及ぼすことはないため、保護者は過度に心配する必要はない。最も注意すべきは、大人が使う電子機器から出る光だ。
劉医師は、「現在、多くの大人が『夜行性』になっている。また、携帯やiPad、パソコンなどの電子機器は、照明光より強い光の発生源となる。その光は、子供の睡眠のリズムなどを乱す可能性が高い。保護者は、子供が寝ている部屋でパソコンで動画を見たりすることがないように」と注意を呼び掛けている。
また、子供が暗くなることを怖がることに関して、劉医師は「子供は生まれつき暗いことを怖がるわけではない。ほとんどの子供は、徐々に社会に接するようになり、物心がつき始める3歳ごろから暗い場所を嫌がるようになる。実際には、大人が無意識のうちに、そのような観念を子供に植え付けているから」とし、「子供が怖がるような、刺激的なテレビ番組などを見せることがないよう、保護者は注意しなければならない。また、子供が『暗い』ことに対してマイナスのイメージを持つことがないよう、『暗い』というのは周囲が見えにくくなることで、特別な状況ではないと教えなければならない」と呼び掛けている。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年5月13日