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ミセス・ワタナベ、日本国債の売却を開始 (3)

 ヘッジファンドマネージャーのKyle Bass氏は、「日銀は国債保有者の激しい反応を引き起こしているが、これは日本国債が将来的に投げ売りされる可能性を示している。この市場の神聖なる光の輪が初めて色あせ、日本国債の投資家らが恐慌をきたし始めている。しかしおかしなことに、彼らはまだ『大丈夫、我々はうまくやれる』と言い続けている」と語った。ベアリング投資顧問のファンドマネージャーの溜学(たまるまなぶ)氏は、「今日銀以外に日本国債を購入しようとする人はいない。日本国債はもはやリスクゼロの資産ではなくなり、リターンゼロの資産に近くなった」と述べた。

 日本問題研究の専門家、日本空売りを専門的に行うファンドの代表者であるChristopher Rigg氏は、「日本の大規模な量的緩和策により、日本国債の利回りが2%に上昇する可能性がある。日本崩壊を唱える人の予想する6−7%には程遠いが、空売りで十分に儲けることができる」と分析した。

 孫副院長は、「円安および日本国債の利回りの上昇により、ヘッジファンドは利益を獲得できるだろうが、全面勝利となる可能性は高くない。日本国民が日本経済を完全に見放し、大量の資金が海外に流出した場合、日本国債市場が崩壊する。しかし日本経済が低迷する中も、日本国民は日本国債という、彼らにとって最も安全な逃げ場を選択している。日本国民は日本国債の最大の保有者であり、海外投資家の進出・撤退が、同市場を根本的に揺るがすことは困難だ」と語った。

 孫副院長は、中国投資有限責任公司のような「投資先がない」と溜息をもらす海外投資会社に対して、「長年に渡り高価格・低利回りを維持してきた日本国債は、中長期的な投資価値を持たない。しかし日本人投資家が撤退することにより短期的に価格が低下し、利回りが上昇することから、短期的にはある程度の操作の余地が残されている」と提案した。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年4月17日

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