あるネットユーザーは、「国内ユーザーは、XPの退役の準備はできているか?私はパソコンの調整を行い、セキュリティソフトをインストールしたが、この手段はそれほど頼りにならず、あまり自信がない」と語った。
別のネットユーザーは、「XPからの乗り換えには高額の費用がかかり、負担できない。私は国産のセキュリティソフトをインストールしたが、本当に保護してくれるかどうかは運任せだ」とコメントした。
中国ネットセキュリティ最大手・奇虎360のセキュリティ専門家の安揚氏は、「ユーザーは出来る限り早く最新版に更新するべきだ。XPを使い続けるよりは、Windows 7やWindows 8を使ったほうが安全だ」と指摘した。
アップグレードの他に、ユーザーは第3者が提供するセキュリティソフトにより、XPを保護できる。情報によると、国内の一部のメーカーが、セキュリティソフトを発売している。ネットセキュリティの専門家は、「これらのセキュリティソフトは防御の力を発揮し、一部のウイルスやトロイの木馬を効果的に遮断できる。しかしセキュリティソフトは、すでに知られている問題あるウイルスを除去するだけだ。マイクロソフトが提供しているパッチは、最下層からセキュリティホールを修正するものだ。ゆえに国内メーカーのソフトは一時的なものであり、マイクロソフトのパッチ更新の代わりにはならない」と分析した。
それでは4月8日以降もXPを使い続ける場合、どのように各種リスクを防止するべきだろうか?ウイルスソフト「金山毒霸」のセキュリティ専門家である李鉄軍氏は、「自身の状況に基づき、USBの使用を避け、ウイルスソフトをインストールし、使用するソフトを制限するといった対策を講じ、安全リスクを極力回避すべきだ」と提案した。
北京大学情報科学技術学院准教授の陳江氏は、「まずウイルスやトロイの木馬を削除するソフトをインストールし、外からの保護を強化する。次にキッティングツールのGhostを利用すれば、攻撃された場合もすぐに回復できる。それから適度にインターネット接続を解除し、ネットからの潜在的なリスクを遮断するべきだ」と指摘した。
一部のネットセキュリティ専門家は、「XPの後遺症に対応する最も徹底的な方法は、XPに替わる国産OSを一日も早く開発することだ」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年4月8日