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中国贅沢品市場 売上増加率が4分の1に (2)

 新たな情勢を受け、贅沢品企業は戦略調整を行っている。その先陣を切ったのが、中国でトップシェアを誇る企業だ。ベイン・キャピタルの関係者は、「2008−2011年、専売店の店舗数が倍増した。2011年末現在、20の大手ブランドが中国本土で、約890店舗を経営している」と指摘した。一部のブランドはすでに出店ペースをゆるめており、この「冷え込み」が今後さらに蔓延すると見られる。中国市場の某関係者は、「現在は安定化および引き締めの段階に入っている。急成長、熾烈な競合を受け、一部の専売店は無意味な場所に開設された。その他の新店舗の経営に力を注ぐため、一部の店舗が閉店となる場合もあった」と語った。全店舗の利益確保が当面の急務となっている。

 中国人消費者は贅沢品に関する知識を身につけており、彼らの新たな習慣は、各ブランドの商品の更新を迫っている。エルメス中国区の雷栄発(LeoLUI)総裁は、「当社商品に含まれる工芸価値と内在的な美しさを評価する中国人が増えている」と指摘した。成熟化に向かう中国市場は、高級路線を歩んでいる。中国市場の某社は、「一部の中国人消費者は、街に溢れ返る一部のブランド品に対して嫌気が差している。彼らの個性的で独特な商品に対するニーズが高まっている」と指摘した。ルイ・ヴィトンとグッチは、ブランドマークを取り払った本革バッグを発売しており、これらの製品が好調な売れ行きを記録している。各ブランドはこれらの戦略により、中国市場の売上増加率を回復させようとしている。

 雷総裁は、「今年の中国市場は低迷しているが、これは一時的な現象に過ぎず、来年はさらに取り組みを強化していく。経済活力のけん引を受け、10数年内は高い成長率を維持できるだろう」と語った。(編集YF)

 「人民網日本語版」2012年11月6日

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