萍さんは「(春節の過ごし方は)毎年いつも同じ。家でテレビを見て、餃子を食べて、爆竹を鳴らし、夜更かしして寝る。春節の特別番組も毎年同じような内容でつまらない」と語る。
専門家は「中国の伝統的な祝祭日の多くは、家族との団欒という意義が込められており、精神的な面をより重視する。商業活動や表現形式に欠けるため、若者の情熱は薄い」と分析する。
中国民協祝祭日研究会主任の李漢秋氏は「祝祭日を軽視してはならない。西洋の祝祭日は企業によって散々宣伝が行われているが、これは若者の消費力が注目されているためだ。企業は民族的な感情と文化的自覚を高め、西洋の祝日への情熱を伝統的な祝祭日にも向けるべきだ」とする。
しかし一方で、「若者が西洋の祝日に夢中になっていることについて、心配しすぎる必要は無い。中国人がクリスマスを、外国人が春節を祝うのは文化交流の一種である。世界は多元的な文化からなる。文化の交流、意思疎通により人類文明の共通の繁栄を促進できる」とする専門家もいる。
朱氏は「西洋の祝日のやり方を参考にし、中国の祝祭日も関連の映画や書籍、楽曲などを開発することができる。これらは祝祭日のシンボルにもなり、普及の媒体にもなる。この面でもっと努力し、伝統的文化を回帰させ、改善するべく社会全体が努力することを望む」と語る。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年12月26日
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