北京市民の保険料 年4千元で先進国に接近
【中日対訳】 中国保険業監督管理委員会(保監会)北京監管局が22日に明らかにしたところによると、2012年に北京市エリアの保険密度は4268.7元で、前年比143元増加し、増加率は3.5%だった。「北京日報」が伝えた。
保険密度とはある国や地域の人口一人当たりが支払う保険料の平均を指す。首都経済貿易大学金融学院保険学部のある教授によると、保険密度からその国・地域の保険の普及レベルや保険業の発展水準がわかる。全体的にみると、北京市、上海市、広東省の3エリアの保険密度は全国トップクラスだ。北京市は4268.7元で中レベル先進国の水準に迫るが、米国などの保険業が発展した国とはまだ一定の開きがあるという。
同局がまとめた統計データによると、昨年はすべての保険種別の中で傷害保険の保険料の増加率が最も大きかった。昨年の障害保険の保険料収入は21億7千万元で、前年比34.2%増加した。損害保険は267億元で同14.8%増加し、生命保険は554億3千万元で同9.6%増加し、健康保険は80億1千万元で同20.7%増加した。
中国人寿保険株式有限公司(国寿)北京市分公司の関連部門の責任者の説明によると、昨年には傷害保険の保険料収入が同公司の短期保険全体に占める割合は前年比15%増加した。昨年は7月21日の暴風雨や冬の大雪といった一連の自然災害が起きて大きな被害を出しており、このことが一因となって傷害保険が大きく伸びたという。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年2月25日