アップルのアフターサービス 中国と他国で別基準
米国アップル社の中国でのアフターサービスはダブルスタンダードであり、メディアに暴露されても消極的にしか対応せず、消費者の中でアップルのブランドイメージが下がっている。「人民日報」が伝えた。
アップル製品を利用していた潘さんは、「アップルは中国の消費者をまったく尊重していない」と憤る。米国、英国、オーストラリアなどの国では、アップルの携帯電話が保証期間内に指定された内容の故障を起こした場合は新しいものと交換できるが、中国では差別的な待遇を受けるという。
アップルのアフターサービスでの不評は保証期間のことだけにとどまらない。アップルの携帯電話を使っていた王さんは、アフターサービス担当者によって故障した電話が本部に送られ、メンテナンスを受けたのだが、修理が終わるまで1カ月以上もかかったという。王さんは「こんなに長くかかるなら、代わりの端末を貸し出してくれるのが筋じゃないかしら」と話す。
だがアフターサービスが中国と他国とでダブルスタンダートであることについて、アップルは公式サイトで200字ほどのコメントを出しているだけだ。いい加減な自己満足のコメントで、有効な解決方法は何も示されていない。
それだけではない。アップルは取材を受け付けない。これまで何度もアップル中国本部に連絡し、メディア連絡用のアドレスに取材申し込みのメールを送ったが、原稿の締め切りまでアップルからは何の回答もなかった。
今月23日、アップルは公式サイトで、修理に中国と他国とで差を設けるようなことはしておらず、中国の消費者はアップルの最高基準のサービスを享受している、とするコメントを出した。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年3月25日