iPhone 5が中国で不評 アップルの株価が下落
iPhone 5が14日、中国大陸部で発売された。過去のiPhoneの発売日の賑やかさと比べ、iPhone 5は寂しさが目立った。業界関係者は、「iPhone 5のイノベーション不足は、多くの消費者が静観を決め込んだ主因だ」と指摘した。これに応じるようにして、アップルの株価は先週金曜日に下落し、10カ月ぶりの低値をつけた。広州日報が伝えた。
◆中国大陸部で不評
アップルの新型iPhoneが先週金曜日(14日)、数カ月遅れで中国大陸部で発売された。しかし行列ができた過去のiPhoneの発売日と比べ、iPhone 5の発売日は寂しさが目立った。
業界関係者の李陽氏は、「iPhone 5が中国大陸部で冷遇された主因は、アップル自身のイノベーション不足だ。iPhone 4Sと比べ、iPhone 5は消費者に新しい感覚を与えていない」と分析した。
李氏はまた、「先週金曜日より前に、HTCは最新のスマートフォンを発売し、ノキアも中国移動(チャイナ・モバイル)に特化した高級スマートフォンを発売した。その他のブランドもiPhone 5に先駆け、事前に最新機種を発売した。これにより消費者の選択肢が増加した」と指摘した。
販売チャネルからの情報によると、iPhone 5の中国大陸部の発売前、香港版・米国版iPhone 5の中国大陸部における販売は盛り上がりに欠け、価格も当初の9000元(約11万7000円)から昨日の4800元(約6万2400円)に低下した。