シャープ、12年度は5453億円の赤字 過去最高
日本の家電大手シャープが14日発表した2013年3月期決算によると、純損益が5453億円に上り、過去最高となった。前年度の赤字は3760億円だった。「中国証券報」が伝えた。
あるアナリストの指摘によると、赤字の主な原因は主力の液晶テレビ、液晶パネル、太陽電池などの需要が落ち込んだことで、これに事業再編コストが積み重なり、赤字額は市場の予測を大幅に上回った。たとえばロイター社のアナリストは赤字額を4500億円と予測していた。
シャープによると、現職の奥田隆司社長が会長に就任し、高橋興三副社長が後任に昇格する。また片山幹雄会長は退任して特別顧問に就任するという。
シャープの予測では、13年度は赤字から黒字に転換し、50億円の純利益を達成するという。新たな指導部の下、シャープはコスト削減をさらに推し進め、提携関係にある韓国のサムスン電子に液晶パネルをより多く提供することを通じて財務目標を達成したいとしている。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年5月15日