シャープ商貿(中国)有限公司の酒井功董事副総裁は20日、間もなく過ぎ去ろうとしている2012年は、シャープ創立から100年の間で最も困難な一年になったと表明した。第一財経日報が伝えた。
酒井氏は、シャープの直面している三つの問題を次のようにまとめた。(1)日本市場の低迷。日本政府は数年前にデジタルテレビ買い換え政策を実施し、一時的に市場の需要を急増させたため、今年の日本テレビ市場の規模は前年比70%減となった。(2)中国家電市場の低迷。(2)中日関係の悪化。シャープの中国における販売に一定の影響が生じた。
しかし酒井氏は、「当社の全体的な状況はすでに改善されており、今月クアルコムとの提携を発表すると、株価が360円まで回復した。当社の第10世代液晶パネル工場は、鴻海(ホンハイ)精密工業との提携により、稼働率が30%から90%に上昇し、今年第3四半期に黒字転換を実現した」と述べた。
シャープ白物家電事業は今年、中国市場で高度成長を維持した。酒井氏は、「当社の空気清浄機は今年4−9月、中国市場での販売台数が昨年同期の2倍となり、洗濯機・冷蔵庫の販売台数も急増した。当社のテレビは今年の国慶節長期休暇中、中国市場で外資ブランドの売上げナンバーワンを達成した」と述べた。
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