中国商務部 EU産ワインの反ダンピング調査を開始
中国商務部(商務省)は1日に公告を発表し、EUを原産地とするワインに対する反ダンピング・反補助金調査を即日開始することを決定した。新京報が伝えた。
上述した公告によると、中国酒業協会が国内ワイン産業を代表し、今年5月15日に調査を申請した。審査が条件を満たしたことを受け、中国商務部は法に基づき調査を実施することを決定した。中国商務部輸出入公平貿易局の関係者は1日、「中国商務部は6月に上述した事項をEU駐中国代表団に伝え、申請書が指摘した補助金の内容に関する事前協議を提案した。EU側は6月21日に、反補助金調査に関する書面の意見を提出した」と語った。
中国商務部が以前公表したデータによると、中国のEUからのワイン輸入額は高額ではないが、高い増加率を記録している。2009年から2012年にかけて、輸入量の年間平均増加率は59.83%に達した。中国は昨年EUから25万7000リットル、価値にして10億4000万ドルのワインを輸入した。主な原産国はフランス、スペイン、イタリア、ドイツ。同4カ国の輸出量は昨年、EUの対中国輸出量の96.33%を占めた。
中国商務部輸出入公平貿易局の劉丹陽副司長は1日、「中国の調査機関は今回の調査で、中国の関連法の規定を順守し、かつWTOの関連規則の要求に沿うことになる」と表明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年7月2日