2014年1月9日  
 

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外国産GDS、中国進出へ

 2014年01月09日08:15
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 中国民用航空局、および2大GDS(航空券予約システム)のアマデウスとアバカスから7日に得た情報によると、海外航空会社は1年余りの期間を経て、外国産GDSの中国での使用許可を取得した。海外航空会社と代理店ではこれまで、中国民航情報ネットワーク股フェン有限公司(以下、「中航信」)のシステムしか使用が許可されていなかった。外国産GDSの中国進出は、中航信の独占的な地位を脅かしているが、中国の航空券を利用した旅行商品がより豊富化すると見られる。京華時報が伝えた。

 ◆外国産GDSが中国に進出

 多くの消費者は、GDSとは何かを理解していないことだろう。GDSには一般的に、すべての航空便の時刻、座席の情報、航空券の価格、価格設定の規則、DCS(空港コントロールシステム)、航空券発行、決済などの内容が含まれる。旅行会社とオンライン・オフラインの代理店は、GDSに使用料を支払わなければならない。問い合わせ、予約、航空券発行などの過程において、GDSのデータの使用が不可避だからだ。

 2014年1月まで、中国では中航信がGDSの代名詞であった。政策と法律の規定により、国内外の航空会社・旅行会社・代理店は中国で、中航信のシステムしか使用できなかった。中航信の関係者は、「消費者が1枚の航空券(航空便)を予約するたびに、当社のシステムに記録が残る。これには乗客の氏名や身分証ナンバーなどの情報が含まれ、一度送信するたびに航空会社から乗客処理費を徴収し、同時に代理店に対しても関連費用を請求する」と語った。データによると、中航信のシステムを使用した場合、1枚の航空券で約5元(約85円)の費用が発生する。

 世界的に影響力を持つGDSには、欧州のアマデウス、米国のトラベルポート、アジア太平洋のアバカスがある。

 中国民用航空局の文書によると、海外航空会社は2012年10月1日より、中国域内の指定された販売代理店で、海外のGDSが提供する座席予約システムとサービスを使用できることになった。15ヶ月の審査を経て、アマデウスとアバカスはついに、中国の海外航空券代理販売市場に進出するための通行証を獲得した。

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