この3ステップについて、世界にはそれぞれ評価システムがあり、顔の位置特定はFDDB、顔の重要部分の位置特定は300−W、顔認証はLFWと呼ばれている。顔認証技術を研究する世界のすべての技術チームは、顔認証に関する「試験問題」を解くことで、優劣を競うことができる。
このほど終了したLFWのテストにおいて、唐氏、印氏、楊氏の3人が率いる創業からわずか2年の同社は、顔認証の精度でフェイスブックを0.02%上回り首位になった。彼らはこの6カ月間で、上述した3ステップの世界一に輝いた。
同社のCTOである印氏は、「人類の神経系に類似する計算方法は、当社が世界と競争を展開する際の武器になる。この技術枠組みにより、当社はビッグデータを利用し計算方法の訓練を行える。分析するデータが多いほど、システムの計算・認証結果の精度が高まる」と語った。
より多くのデータ資源と企業の口コミを集めるため、同社は「Face++」顔認証クラウドサービスプラットフォームを開設した。同プラットフォームはすでに、2万人以上の開発者を集めている。同社の顔認証技術サービスを無料で提供される開発者は、毎日同プラットフォームに200万枚以上の画像を提供している。プライバシーを保護し、商用利用を避ける前提の下、「Face++」はこれらの画像とマーキング情報を使い、計算方法の学習と改善を進め、世界一の顔認証能力を獲得した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年4月8日