2014年4月8日  
 

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マレーシア不明機、スパコン活用の契機に

 2014年04月08日13:36
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 マレーシア航空MH370便の捜索活動は、世界各国が科学技術競争を展開する戦場となっている。この20数日間に渡り、多くの衛星がインド洋南部に照準を合わせている。これらの「ハイテクの目」は情報収集後、データ処理を行なわなければならない。これを担当するのは、スパコンだ。しかし、中国のスパコンの活用不足がここに来て問題になっている。中国青年報が伝えた。

 2014年アジア大学生スパコン・コンテスト(ASC)の記者会見において、高性能計算諮訊委員会(HPC)アジア太平洋区責任者の劉通氏は、本紙記者に対して次の観点を示した。

 スパコンで不明機のデータを解読する際に、ハードによるプラットフォームのほか、航空データを理解するソフトとスタッフが必要だ。しかしこのようなソフトは非常に不足しており、人材が欠乏している。中国はより多くのソフトを開発し、これを中国のスパコン「天河」、全国のスパコンで活用し、各業界にサービスを提供すべきだ。

 しかしながら、中国にはこのようなソフトと人材を生む土壌がない。一部の人材がソフト開発に従事しているが、2−3年たっても報告ができなければ、上から開発費をカットされる可能性が高い。逆に開発したのがハードであれば、その効果は分かりやすいものとなる。整った奨励メカニズムを構築し、活用に従事する開発者の生存に適した環境を整えるべきだ――。

 4月下旬に開幕する2014年ASCにおいて、「天河2号」が大学生の新たな戦場となる。選手らは、応用問題の並行計算によって技を競う。ASCの発起人、高性能サーバー・ストレージ技術国家重点実験室室長、浪潮集団高級副総裁の王恩東氏は、「天河2号という優れた『鞍』が、千里を駆ける駿馬を見つけることを願っている。多くの若者をこの業界に参入させ、国家や業界のために人材を確保するべきだ」と語った。

 2014年ASCはアジアスパコン協会、中山大学、浪潮集団が共催し、世界82校のチームが参加した。シンガポールの南洋理工大学、米パデュー大学、香港理工大学、清華大学などが最終選考に残り、決勝戦に進出した。また今年は「ePrize」計算チャレンジ賞を設立し、スパコン拡張性、性能改善で最も優秀なチームに授与する。(編集YF)

 「人民網日本語版」2014年4月8日

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